🍂 秋と頭痛 ― 東洋医学の視点から

query_builder 2025/09/03
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季節とからだの変化

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暦の上では秋を迎え、空気が澄んでくる一方で、日中と朝晩の気温差や気圧の変動が大きくなってきます。


この季節の変わり目に「頭痛が増える」「悪化する」という声は少なくありません。


東洋医学では、私たちのからだは自然の一部であり、気候や環境の影響をそのまま受けると考えています。


秋特有の「乾燥」「気温差」「気圧の変化」は、からだの気血水の巡りに影響を与え、それが頭痛や偏頭痛として現れます。




東洋医学から見た頭痛

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頭痛といっても原因はさまざまですが、東洋医学では大きく次のように考えます。



  • 気の滞り(気滞)
     ストレスや緊張が続くと「気」がのびやかに流れず、頭に張りを感じたりこめかみが痛む。


  • 血の不足(血虚)
     血が足りないと、脳や神経に十分な栄養が行き渡らず、締めつけられるような痛みや、めまいが出やすい。


  • 水の滞り(痰湿)
     雨の日や低気圧で頭が重い、むくみがある、吐き気を伴う頭痛は「水」の巡りが悪いサイン。


  • 外からの影響(風・寒・湿など)
     秋風や冷え込みによって気血の流れが妨げられると、後頭部や首筋に痛みを感じる。


頭痛の種類によって、現れ方も対処法も異なるのが東洋医学の特徴です。

このような特徴と別に、それぞれの体質や職種、お住まいの環境によっても治療方法は変わってきます。



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秋と「肺」の関わり


五行の考え方では、秋は「肺」と深く結びついています。
肺は呼吸を司り、全身に気を巡らせる役割を担います。


この肺の働きが弱ると、

  • 呼吸が浅くなる
  • 胸のあたりが重くなる
  • 頭に充分な気が届かず、頭痛が起こる

といった不調につながります。

また、肺は「悲しみ」と関わる臓でもあるため、感情面の影響が頭痛として出やすいのも秋の特徴です。


秋になると急に肌寒くなってきて、人肌恋しくなるもの。「憂う」季節なのです。




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当院で大切にしていること


じねん東洋はり灸院では、頭痛という「症状」だけを見るのではなく、体質、暮らし方、感情の状態まで含めて全体像を観ます。


鍼やお灸で気血水の流れを整えるのはもちろんですが、患者さんと交わす何気ない会話や、治療中の静けさの中で、心の緊張がふっとほどける瞬間があります。


そのとき呼吸が深まり、頭の重さが和らいだりすることも。



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日常でできる頭痛の養生法


  • 深呼吸を意識する
     特に朝の空気を胸いっぱいに吸い、長く吐くことで肺が整います。


  • 冷えから守る
     首や肩を冷やさないようにストールやネックウォーマーを活用する。


  • 水分バランスを保つ
     冷たい飲み物ではなく、常温や温かい飲み物で体を潤す。


  • 気持ちをとどめない
     悲しみや不安を胸に抱え込まず、話したり書き出したりして流す。


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おわりに


頭痛や偏頭痛は「厄介な不調」と思われがちですが、東洋医学の視点では「体と心の流れが少し滞っていますよ」というサインでもあります。


単に頭痛が無くなればOK!というわけではなく、『なぜ頭痛になるのか?』という視点を持っていただければと思います。


秋という季節は、外から内へとエネルギーを還すとき。
からだの声に耳を澄ませ、無理なく調和を取り戻すことが大切ですね。


じねん東洋はり灸院は、あなたが本来の自然な流れに還っていくお手伝いをしていきたいと思っています。


じねん東洋はり灸院

090-6319-8663

399-8303

長野県安曇野市穂高5972−1白い館ビル2階

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